HARUKA~恋~
「じゃあ、また明日」
「また明日。…あっ、明日練習試合だから大変だと思うけど、よろしく。じゃあ、気をつけて」
「うん。バイバイ」
私は遥奏と別れて彼とは反対の改札に向かった。
改札をいつものように通過するためパスケースをかざそうとすると、私はそいつが無いことに気づいた。
慌てて引き返し、バッグの中を漁ったがどこにもなかった。
出てきたのはゴミ箱に入れるのを忘れた飴の包装や寒くてくしゃみが止まらなかった時に鼻をかんだティッシュとかしょうもないガラクタだった。
今日はバイトは無い。
というより、当分無い。
私はゆっくりと、もときた道を歩き出した。
「また明日。…あっ、明日練習試合だから大変だと思うけど、よろしく。じゃあ、気をつけて」
「うん。バイバイ」
私は遥奏と別れて彼とは反対の改札に向かった。
改札をいつものように通過するためパスケースをかざそうとすると、私はそいつが無いことに気づいた。
慌てて引き返し、バッグの中を漁ったがどこにもなかった。
出てきたのはゴミ箱に入れるのを忘れた飴の包装や寒くてくしゃみが止まらなかった時に鼻をかんだティッシュとかしょうもないガラクタだった。
今日はバイトは無い。
というより、当分無い。
私はゆっくりと、もときた道を歩き出した。