美称・臥龍 喬子の生き様
「おはようございます」
「おはよう。珍しいじゃない、出勤ギリギリなんて」
「…、、すみません」
「まぁいぃわょ、遅刻じゃないし。
もう既に 沢山の御客様がいらしてるの。
早くヘルプに着いてちょうだい」
「はい」
喬子は、
麗子ママに挨拶をし、バッグを置きに控え室へ。
扉を入ると、No.2の聖香がいた。
鏡の前で足を組み、携帯電話をいじっている。
「おはようございます」
喬子は、礼儀として挨拶をしたが、
聖香は、見向きもせずに 無言。
喬子は、気にも留めず、バッグをロッカーに仕舞うと、直ぐ様 控え室を出ようとした。
「同伴じゃなさそうね。
ギリギリに来て、偉くなったもんねぇ、新人のくせに」
無言から 急に皮肉を言ってきた聖香に 無反応のまま、
喬子は、控え室を出て行った。