幸せの構図

りつこは翌朝、爽やかな気分で起きた。小さな窓のカーテンを開けると国分寺の街並みが階下に朝日を浴びていた。出勤のサラリーマンがまばらだが既に駅に向かっているのが見えた。

りつこは明日までここに滞在することにした。
今日は国分寺の街とひろし君が通っていた大学、そして明日は彼が社会人として過ごした多摩市まで足を伸ばす予定だ。
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