幸せの構図
爽やかな午前の日差しが心地よかった。
23区ほどの密集は感じられなかったが、秋田や長野、そして徳島ののんびりした雰囲気ではなかった。しかしその空気が好きなりつこだった。

ほどなく大学に着いたがその広大な敷地に驚いた。

ここが彼が5年半過ごした場所なのね。

ゆっくりと学生たちに混じって正門からキャンパスに入っていった。
< 323 / 596 >

この作品をシェア

pagetop