幸せの構図
いろんな出来事が一気に思い出された。

そのとき・・・

「ひろし君♪」

りつこの声がした。

振り向くとそこには・・・誰もいなかった。

でも確かにりつこの声を聞いた。いや、りつこはここにいた。時間的に昨日だろう。確かに彼女はこの場所にいた。そして実行委員会室の前で私のことを思っていたに違いない。

目をつむれば彼女がいた。
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