幸せの構図
いつのまにしゃべったのだろう。少し離れて2人の可愛いウエイトレスとイケメンのカウンターボーイが私に向かって丁寧な黙礼をしてくれた。皆の笑顔が暖かかった。

階段を下りると既に暗くなっており、小さな国分寺北口は週末の繁華街と化しており、サラリーマンやOL、学生で溢れていた。

斜め向かいの居酒屋がネオンを輝かせていた。店名は変わったが私のお店。

雑踏には流されず、ゆっくりと約束の店に向かった。
< 440 / 596 >

この作品をシェア

pagetop