三次元に、恋をした。
「ハハッ… 米田くんならきっとなれるよ」

目の前のふわふわな髪に思わず手を出して頭を撫でた。

なんか、こう、母性本能的な?

一生懸命で可愛らしいあどけない新人君に、干からびている私にはグッときたのかも。

「あっ、ありがとうございます!」

満面の笑みで応答され、咄嗟にやっておきながら自分でも恥ずかしくなった。

彼の素直さを煎じて飲みたいくらい。

……ヤバイ。考える事が古すぎる。

新人2人が熱く語り出したので、その隙に一旦お手洗いに席を立った。

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