三次元に、恋をした。
愛梨ちゃんを1人残しているから手短に済ませお手洗いを出ると、急に視界が変わった。

グイッと腕を捕まれたと同時に、目の前に現れたのは今日の主役、成瀬さんだった。

お手洗い横の使われていない個室の部屋に私と成瀬さんの2人。

壁に寄りかかっている私に対しての壁ドン。

片手ではなく両手共々、壁に手をついて私は身動き一つ取れない状態。

ロマンチックな壁ドンとは遥か遠い。


「な、……何してるんですか?」

こんな状況でも私は意外に冷静な声が出ていた。
< 162 / 198 >

この作品をシェア

pagetop