三次元に、恋をした。
「好きです。 成瀬さんの事、大好きです」

素直にちゃんと言葉にすると、とっても恥ずかしいけど言わなくちゃ伝わらない。

私の言葉にしっかりと受け止め聞き入ってくれた彼は気が抜けたかのように落胆した。

「はぁ… 長かったな…… やっとだ」

その行動一つ一つが私の胸にいちいち刺激を与える。

「ね? 俺も頭 撫でて?」

終いにはそんなこと言うもんだから、私の母性本能というものが破壊された。
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