三次元に、恋をした。
「いえ。何でも食べれます」

「なら 良かった。じゃあ適当に注文するね」

慣れた手つきで注文を済ませ、運ばれてきたビールを受け取る。

「じゃあ とりあえず乾杯しよっか?」

キンキンに冷えたビールは、私の渇いた喉を潤してくれた。

次から次へとくる料理はどれを食べても絶品でハズレがない。

「ヤバイ…… 美味しすぎて箸が止まらない」

まさにその通りでまるでお袋の味にも感じ取れる料理はどこか懐かしさを覚えた。

「だろ? 家庭料理っぽいけど 美味いだろ?」
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