俺様御曹司とナイショの社内恋愛
「川本さん、K社に出す見積もりなんだけど・・・」
「あ、掛け率、いつもと同じ45%でよければ、わたしが作成しておきます」
「いつもありがとう、助かる」
そんなやりとりに、重ねてきた年月と営業からの信頼を感じとる。
仕事が楽しくて充実してると、自分の居場所を見つけたと、そう思えた。
会社もそんな自分の姿勢を評価してくれている、なんて思っていた。
それなのに———
「異動先は、新規事業開発部だ」
・・・ぇ・・しんきじぎょうかいはつぶ・・・
耳を閉ざしてしまいたいくらいだけど、そこは会社員の悲しきサガで、上司の言葉をちゃんと聞いている。
あの・・・話題の “御曹司” がいる部署だっけ・・・
「あ、掛け率、いつもと同じ45%でよければ、わたしが作成しておきます」
「いつもありがとう、助かる」
そんなやりとりに、重ねてきた年月と営業からの信頼を感じとる。
仕事が楽しくて充実してると、自分の居場所を見つけたと、そう思えた。
会社もそんな自分の姿勢を評価してくれている、なんて思っていた。
それなのに———
「異動先は、新規事業開発部だ」
・・・ぇ・・しんきじぎょうかいはつぶ・・・
耳を閉ざしてしまいたいくらいだけど、そこは会社員の悲しきサガで、上司の言葉をちゃんと聞いている。
あの・・・話題の “御曹司” がいる部署だっけ・・・