天神の系譜の奇妙なオムニバス
「ティグ!」

思わずリュートが声を上げる。

これは拙い。

ダンドリッジとティグルの戦闘待ったなしだ。

どちらも行く所まで行く性格だ。

只では済むまい。

それ故に、何としてでも戦闘を回避させたいリュートだったが。

「本当にリュー君は、強くなったんだなぁ」

ティグルから返ってきたのは、意外にも感嘆の言葉だった。

「こんな吸血鬼の彼と戦って、左腕の傷だけで済んだのかあ」

ダンドリッジと目を合わす事なく、またリュートにしがみ付いて愛情表現丸出しのティグル。

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