【完】☆真実の“愛”―君だけを―2


「千歳」


「ん?」


側に寄り、手を握った。


「よろしく、ね」


うまくできるかは、わからない。


それでも、この人の側にいたい。


結婚なんて、したくなかった。


悲しい思いを、するのならって。


でも、今なら。


「ああ、よろしく」


この人に、すべてを委ねることができる気がするの。


貴方と生きるためなら、私はなんだって出来る気がする。


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