【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
□千歳side■



高校に行くのが、嫌だった。


人間界に馴染めなかった。


でも、人間界とか、そんなものからかけ離れている女が、転入先の学校にはいた。


入学した学校にはいなかった、お嬢様。


黒橋沙耶。


彼女は、俺を含めた全員の固定観念を塗り替えた。


そして、そんな沙耶は退院後、焔棠で一度、”戮帝“によって、”壊れた“らしく、現在、目の前で尋問されている。


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