【完】☆真実の“愛”―君だけを―2
□沙耶side■
苦しいこととか、そんなものはすべて、その人の気持ちによるもの。
幸せだって、同じ。
自分がその事についてどう感じるかは、自分の気持ちだから……誰の意志も通さない、不可侵の場所……
「私の名前は、藤島多喜子。戸籍上は、藤島雷紀の妹です」
目の前で、大叔母は語る。
血の繋がりはないのだから、大叔母と言っても良いのか悩むところだけど……まぁ、いいだろう。
「話は、あなた達のひいお祖父様まで、遡るわ――……」
多喜子さんの口から語られる、全て。
力なく、座り込む、お祖父様に寄り添って。
「時は、今から、約90年前……大正15年、昭和元年にあなた達のひいお祖父様――藤島紀一はお生まれになったの」
苦しいこととか、そんなものはすべて、その人の気持ちによるもの。
幸せだって、同じ。
自分がその事についてどう感じるかは、自分の気持ちだから……誰の意志も通さない、不可侵の場所……
「私の名前は、藤島多喜子。戸籍上は、藤島雷紀の妹です」
目の前で、大叔母は語る。
血の繋がりはないのだから、大叔母と言っても良いのか悩むところだけど……まぁ、いいだろう。
「話は、あなた達のひいお祖父様まで、遡るわ――……」
多喜子さんの口から語られる、全て。
力なく、座り込む、お祖父様に寄り添って。
「時は、今から、約90年前……大正15年、昭和元年にあなた達のひいお祖父様――藤島紀一はお生まれになったの」