イジワル部長と仮りそめ恋人契約
つぶやきながら、メガネをかけた悠悟さんの顔をじーっと見つめてしまう。
だって、似合う。すごくかっこいい。なんていうか、白衣とか着ちゃったらさらにマニアックな意味でもかっこよくなりそう。
私の視線に気づいたらしい彼が、ニヤリと意地悪に口角を上げた。
「なに、メガネ好きなの?」
「えっ」
「じゃあ、今日はずっとかけてようか?」
魅惑的に微笑みながらそんなことを言われ、ぽっと頬が熱くなる。メガネが好きというか、今のは悠悟さんとメガネのコラボに見とれていただけなんだけど……。
なんと言うべきか迷って、少しだけ目を泳がせる。それでも自分のささやかな欲望に抗えず、羞恥に耐えながらも悠悟さんを上目遣いに見上げた。
「は、はい……」
「……ふっ。了解」
おそらく真っ赤になっているであろう私に苦笑し、それでも彼はうなずく。
なんだか無性に恥ずかしくて、自分の膝をひたすら見つめた。そうこうしているうち、悠悟さんの運転する車は軽やかに走り出す。
「思ってたより道路が混んでなくてよかった。これなら、予約した時間に余裕で間に合いそうだ」
「悠悟さん、今日はどこに行くんですか?」
ハンドルを握りながら、ひとりごとのように彼がつぶやいた。
そこで私は、このドライブの目的地を訊ねてみる。
「こないだのはまあ、定番なデートコースだったから。今回は、特別な日バージョンのデート体験」
「特別な日?」
「そう。記念日とか、誕生日とかな」
「えー、どこだろう」
どうやら悠悟さんは約束の1ヶ月の間、私にいろいろな経験を積ませてくれるつもりのようだ。
場所自体は、着いてからのお楽しみらしい。もしかして悠悟さんって、サプライズとか好きな人なんだろうか。
でも、『特別』なんて聞いたらちょっとワクワクしてしまう。私は少しずつ日が傾いてきた外の景色を、ご機嫌で眺めた。
だって、似合う。すごくかっこいい。なんていうか、白衣とか着ちゃったらさらにマニアックな意味でもかっこよくなりそう。
私の視線に気づいたらしい彼が、ニヤリと意地悪に口角を上げた。
「なに、メガネ好きなの?」
「えっ」
「じゃあ、今日はずっとかけてようか?」
魅惑的に微笑みながらそんなことを言われ、ぽっと頬が熱くなる。メガネが好きというか、今のは悠悟さんとメガネのコラボに見とれていただけなんだけど……。
なんと言うべきか迷って、少しだけ目を泳がせる。それでも自分のささやかな欲望に抗えず、羞恥に耐えながらも悠悟さんを上目遣いに見上げた。
「は、はい……」
「……ふっ。了解」
おそらく真っ赤になっているであろう私に苦笑し、それでも彼はうなずく。
なんだか無性に恥ずかしくて、自分の膝をひたすら見つめた。そうこうしているうち、悠悟さんの運転する車は軽やかに走り出す。
「思ってたより道路が混んでなくてよかった。これなら、予約した時間に余裕で間に合いそうだ」
「悠悟さん、今日はどこに行くんですか?」
ハンドルを握りながら、ひとりごとのように彼がつぶやいた。
そこで私は、このドライブの目的地を訊ねてみる。
「こないだのはまあ、定番なデートコースだったから。今回は、特別な日バージョンのデート体験」
「特別な日?」
「そう。記念日とか、誕生日とかな」
「えー、どこだろう」
どうやら悠悟さんは約束の1ヶ月の間、私にいろいろな経験を積ませてくれるつもりのようだ。
場所自体は、着いてからのお楽しみらしい。もしかして悠悟さんって、サプライズとか好きな人なんだろうか。
でも、『特別』なんて聞いたらちょっとワクワクしてしまう。私は少しずつ日が傾いてきた外の景色を、ご機嫌で眺めた。