糖度高めな秘密の密会はいかが?
この歳になると友達も同級生も結婚や出産をする人達が増えてきた。

結婚式に呼ばれる回数も多くなったし、赤ちゃんに触れる機会も多くなった。

皆を羨ましく思う事もあるけれど、仕事もある程度任されるようになってきたから手放したくはない。

まぁ、仕事云々よりも結婚する相手は居ないので、心配する事もないのだけども───・・・・・・

「どうせ嘘でしょ!彼氏なんて居ないくせに」

「彼氏じゃないけど…、この後は男友達と出かけるんですっ。日下部さんの知らない人なんだからっ。日下部さんもビックリする位にレベル高い人なんだからね!」

日下部さんは、思ってる事を相手の気持ちも考えずに平気で言う奴だ。

彼氏とは違うのは正解だが、日下部さんにどうこう言われる筋合いはない。

「へぇ…そいつの事、好きなの?」

・・・・・・ん?

右手で頬杖をつきながら、私からわざと視線を外して、不貞腐れながら聞いてきた。

「……何だか、ムカつく」

・・・・・・はぁ?

ムカつくのはこっちだよ。

何故、急に不貞腐れてムカついているのか、私には理解不能。

不貞腐れついでにグラスビールのお代わりを注文した。
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