俺がずっと守るから


正確には、この主従関係が本当の私たちの姿であり、学校の恋人関係は全て嘘。


学校では李樹の仕事のために恋人のフリをしているにすぎないんだ。




「また必要になったら呼ぶわ。今は下がっててちょうだい」

「かしこまりました」


私の言葉に、李樹は胸に手を当て、深く頭を下げる。


そしてその場から離れ、私は私でメイドたちと一緒に部屋へと戻った。




────バタン

「はぁ〜…っ」



部屋に戻ってメイドたちに用意してもらった服へと着替えると、彼女たちが部屋を出て行ったのを見計らって私はすぐにベッドにダイブ。


はしたないと言われようとも、部屋では気を抜きたいという私のいつものスタイルだ。


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