私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
夢の中で弘人が私を呼んでいるのが聞こえた。



ん?



あれ?



夢じゃない?



「・・・・ほ。・・・・ほ。・・・・志帆!」




私はゆっくりと目を開ける。



眩しくて思わず目を細めてしまう。



「あっ、気づいた?・・・・志帆?痛いところない?」



「・・・・・弘人?・・・・・ここどこ?」



弘人が不安そうな顔で私を見てる。



「学校近くの病院。先生が車出してくれた。大丈夫か?具合悪くないか?」




「うん。・・・・・・大丈夫。でも、喉乾いた。」



喉がからからで声が思うように出ない。



「あっ、これ飲むか?」



弘人がペットボトルの水をくれた。



「ありがとう。」



ベッドから起き上がって座る。



水がスーッと喉に入ってスッキリした。



するとトントンと病室の扉が開いた。



「おっ!起きたか?」



「はい。先生ありがとうございました。」



「おぅ。今親と話してくるからちょっとお前見てろよ。」



「はい!」



そう言ってまた先生が出て行った。



それと同時に弘人がため息をこぼした。


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