私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
「よし。じゃあ行くぞ。」



「うん。・・・・・・ありがとう。弘人。」



「どういたしまして。」



最初は恥ずかしくて、戸惑ったけど、弘人の背中から体温が伝わってきてなんだか安心してしまった。



一定のテンポで揺れるからそれが心地よくて私はいつの間にか寝てしまった。



でもなんか、頭が痛い。



それに頭がボーッとするしだるい感じがする。



「志帆?なんか、熱いけど大丈夫?」



「・・・・・ん?・・・・そぅ?」



「えっ!?ちょっ、マジで大丈夫!?」



弘人が立ち止まって私の脈を測っているのが微かにわかる。



「えっ!?脈早くね!?ちょっとおでこ触るよ?」



私のおでこに弘人が優しく触れる。



弘人の手が冷たくて気持ちいい。



「あっつ!!志帆、熱あるんじゃない!?ちょっ、マジか。急ぐしかねぇけど、揺らしたらダメだよな。・・・・ちょっとだけ我慢しろよ?」



「・・・・・・・ん。」



私はそう言うとゆっくり瞼を閉じた。



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