私が行かないでって言ったら、君はここにいてくれますか?
結局私は昨日、花火も見ずに泣き続けて、弘人から逃げて、散々なことをしてしまった。




「はぁーーーー。1日経っても、私の気持ちは変わらないし。・・・・・・・どうしたいいんだろう。」




昨日の今日で弘人に断るのも、失礼な気がするし。




私はテレビを消して、食器を水につけて、またソファーに横になる。




体がだんだんだるくなってきた。




私はそのまま目を閉じて寝てしまった。











「志帆ー。志帆ー。志帆!!」




「わぁ!!・・・・え?なに?」




「何じゃないわよ!あんた今日ずっと寝てたの?」




お母さんがスーパーの袋を持っている。




外も夕日が出ている。




「あれ?もう夕方?」




「本当にボケてるわねー。全く。動けるならちょっと手伝いなさい。」




私は起き上がって夜ご飯の準備をする。




「そう言えば、電話したんだけど気づいた?携帯に電話したんだけど。」




「あっ!今日1回もスマホ見てないや。ちょっと見てくるね。」




そう言って自分の部屋に入る。



< 75 / 176 >

この作品をシェア

pagetop