男装して共学校へ!
騒がしいクラスの人の中で私は見知った顔の男子を1人見つけた。
「じゃ、倉橋はあそこ、窓側1番後ろ。いい席だな〜」
先生に言われて私は席についた。
「じゃあホームルーム終わり、授業頑張れよ〜」
先生が教室から出ていくと、女子たちが私の机の周りに集まってきた。
「はじめまして倉橋くん」
「奏くんってよんでもいい? 」
「どこからきたの??」
「彼女いるの?」
「立候補したーい」
女子達からの質問攻めで困っていると、さっきの見知った顔が見えた。その人物は私を見るとまっすぐこっちに歩いてきた。
「……奏、ちょっと来い」
彼は声のトーンは落ち着いているものの、怒っているのがはっきりと分かる態度を示した。
私は女子に断ると、彼のあとについて屋上へ行った。
「や、やぁ、大和久しぶr……」
「久しぶりじゃねーよ、お前こんなとこで何してんの?」
私の声を遮った私の幼なじみ大和は静かに、けれど力を込めて言った。声の低さで怒っているのがよく分かる。
「それは、その…転入生ってやつで…」
「俺が聞いてるのはなんで男装して転入してきたかってことなんだけど、まさか分からないわけじゃないよね?」
「はい……」
「じゃ、倉橋はあそこ、窓側1番後ろ。いい席だな〜」
先生に言われて私は席についた。
「じゃあホームルーム終わり、授業頑張れよ〜」
先生が教室から出ていくと、女子たちが私の机の周りに集まってきた。
「はじめまして倉橋くん」
「奏くんってよんでもいい? 」
「どこからきたの??」
「彼女いるの?」
「立候補したーい」
女子達からの質問攻めで困っていると、さっきの見知った顔が見えた。その人物は私を見るとまっすぐこっちに歩いてきた。
「……奏、ちょっと来い」
彼は声のトーンは落ち着いているものの、怒っているのがはっきりと分かる態度を示した。
私は女子に断ると、彼のあとについて屋上へ行った。
「や、やぁ、大和久しぶr……」
「久しぶりじゃねーよ、お前こんなとこで何してんの?」
私の声を遮った私の幼なじみ大和は静かに、けれど力を込めて言った。声の低さで怒っているのがよく分かる。
「それは、その…転入生ってやつで…」
「俺が聞いてるのはなんで男装して転入してきたかってことなんだけど、まさか分からないわけじゃないよね?」
「はい……」