最後の恋 【番外編: 礼央目線】
二人の話から、どうしてここにいたのかその理由がはっきりした。


こんな俺は杏奈に呆れられて当然かもしれない。


彼に頭を下げた。


「いきなり手荒な真似をして申し訳なかった。それと杏奈を守ってくれてありがとう。」

「まぁ、突然だったからびっくりしたけど…誤解が解けたなら許してやるよ。それに、俺は今は嫁一筋だからな。浮気なんてしねぇんだよ。」

「よ…め?」


その言葉は俺にとって衝撃的な事実だった。


タケル君が自分の左手の薬指に嵌っているソレを少しだけ照れながら見せてくれる。


「ほら、これで分かった?俺は新婚ホヤホヤで来年にはパパにもなる男なの!ちなみに嫁さんはお前も知ってる奴だよ。昔、一緒に遊園地に行っただろ。」 と。


彼のその笑顔から幸せなのが伝わってくる。
< 69 / 102 >

この作品をシェア

pagetop