小悪魔なキミに恋しちゃいました。
席が近くなったおかげで、大和は須藤さんと宮野さんと仲良くなったようだった。
僕の方が先に須藤さんと話すようになったのに気に食わない。
それに、須藤さんの態度もだ。
僕にはお礼を言わず、大和には僕に見せない笑顔でお礼なんか言っていた。
それが無性に気に食わなかった。
親友と呼ばれる類にいる大和には、須藤さんが僕の彼女になったことは伝えている。
まぁ、口止めとして……なんて理由をつけてるけれど。
その日は、須藤さんを呼び出して、お仕置きとか言いながら、キスをしてしまった。
あの時は自分でも驚いていた。
恥ずかしがる反応を見たいという気持ちがありながらも、ほぼ勢いに任せてしまっていた自分。
我ながらあれには、少し反省もしている。
それからある出来事が起こったのは数日後のことだ。
数学の担当で、担任でもある成宮から須藤さんの勉強を見るように頼まれた。