MOON WOLF
「った!!もう!痛いよ!!」

投げられた衝撃が足の裏に響いてじんじんする。

「るせえ。せっかく手当してやるんだから黙ってすわっとけ。」

と、一言言うと銀髪さんはもう一つのドアの奥へと消えていった。

「よし、じゃあはじめるよ?」

爽やかさんはまたもや爽やかに言い放った。

「ゔーー!!」

私は即座に目をつぶって両手を握りしめた。

ちょんっ

足の裏に冷たい何かが触れた。

「ぎゃあああああああああ」

きっと下の階のガラの悪い人たちはさぞかしびっくりしているんだろうな…
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