愛を教えて

第2章



「んっ……」

眩しい太陽に目をゆっくりと開けると、
何故か自分の部屋でない場所で朝を迎えた。


この部屋が誰のかを考えていると布団の中に人の気配を感じて、ゆっくりとその布団を外した。

外した布団の中に、恐ろしいくらい整った顔立ちをした見知らぬ男性が幼い子のように眠っていて、
思わず息をし忘れてしまい息苦しくベッドからでて、ある異変に気付いた。

______全裸だ…。

地味にというより痛すぎる。

もう明らかに馬鹿なことをしたとしか思えない………。


私ったら何やってるの!
体中痛くて動けないがこればかり仕方のない

この人が起きるまで帰らなくては……

昨夜はきっとこの人にとってもお遊びでしかないから……。


私には全く記憶がないけれど……


今日は会社が休みで良かった。
でなきゃ集中してやる事をやれないでいただろうから。

今日は帰ってひたすら昨日あった出来事を忘れよう。
それがいい。

ん、そうしよう。
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