愛され過ぎて…ちょっと引いてます
ーほら...見てるよ。見られているよ....ー
みんなの視線をバシバシと感じる。
そしてそれにはしっかりと理由がある。
副社長室から腕を引かれたままエレベーターに乗った瞬間、私の腕を掴んでいた副社長の手は私の腕を滑り落ち、そのまま手のひらを握ったのだ。
ビクッと驚いた私が隣にいる副社長を見上げると、副社長もこっちを見ていたので急いで視線を逸らして、繋いでいる手を外そうとした。
なのに....なのに外せない。
私が外そうした瞬間、ギュッっと握られてしまったから。
そして1階に到着しエレベーターから降りるというのに、副社長はその手を外してくれずそのままエントランスを歩き出してしまった。
「あの....手を...」
さすがにこれはダメだろうと思って副社長を見上げて言ったのに、「ん?」と一瞬だけ私を見てそのまま歩き続けている。
そして引っ張られるように歩く私。
すれ違う社員も、遠目に見ている人も、みんな驚いた顔をしている。
そのまま凝視されて、その横を通り過ぎることが非常に辛い。
「うそ~!」
「やだ、何で」
「誰?あの子」
そう言っている声が聞こえる。
それはそうだ。
副社長が見知らぬ女と社内で手を繋いで歩いているのだから。
ダメでしょ。やっぱりダメだよ。
それなのに当の副社長だけは全く気にした様子もなく、ツカツカと歩いていく。
私はうつむいて少しでも顔を隠すことしかできなかった。
みんなの視線をバシバシと感じる。
そしてそれにはしっかりと理由がある。
副社長室から腕を引かれたままエレベーターに乗った瞬間、私の腕を掴んでいた副社長の手は私の腕を滑り落ち、そのまま手のひらを握ったのだ。
ビクッと驚いた私が隣にいる副社長を見上げると、副社長もこっちを見ていたので急いで視線を逸らして、繋いでいる手を外そうとした。
なのに....なのに外せない。
私が外そうした瞬間、ギュッっと握られてしまったから。
そして1階に到着しエレベーターから降りるというのに、副社長はその手を外してくれずそのままエントランスを歩き出してしまった。
「あの....手を...」
さすがにこれはダメだろうと思って副社長を見上げて言ったのに、「ん?」と一瞬だけ私を見てそのまま歩き続けている。
そして引っ張られるように歩く私。
すれ違う社員も、遠目に見ている人も、みんな驚いた顔をしている。
そのまま凝視されて、その横を通り過ぎることが非常に辛い。
「うそ~!」
「やだ、何で」
「誰?あの子」
そう言っている声が聞こえる。
それはそうだ。
副社長が見知らぬ女と社内で手を繋いで歩いているのだから。
ダメでしょ。やっぱりダメだよ。
それなのに当の副社長だけは全く気にした様子もなく、ツカツカと歩いていく。
私はうつむいて少しでも顔を隠すことしかできなかった。