恋するオフィスの禁止事項 ※2021.8.23 番外編up!※
「あるよ。水野が後輩とか最高すぎる。お前ホント可愛い後輩だから」
「……あの、それって、後輩としてってだけですか?」
「……ん?」
不安になった私に、先輩は少し意地悪な目線を向けてきた。
肯定も否定もしない。
「……意地悪です、先輩……」
「ははっ、なに、水野。何しょげてんの」
「だって……先輩って、もしかして私のこと後輩としてしか見てないんじゃ……」
そのとき、先輩の指が髪を撫で、頭を引き寄せてキスをしてきた。
数秒、また味わうように続く。
「……そんなわけないだろ」
こんな情熱的なキスをされては、私はポーッと放心するしかない。
やっぱり格好いいなぁ……。皆が先輩に憧れるはずだよ。
それを独り占めして、好きって言ってもらえて。私ってなんて幸せなんだろう。