こんなの心臓もちません!
ひらひらっと手を振って部屋を出て行く凛に、

しばらく呆然。

え、えーと、

凛も成長してるなあ。

大人な雰囲気が出てるというか。

そう考えてからはっとする。

こんなこと考えてる場合じゃないよね、

千紘の様子見なきゃ。

そう思ってベッドに駆け寄る。

「ち、千紘、起きてる?」

「……」

あ、だめだ。

完全にダウン。

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