孤独姫



自分の部屋に籠ることもできないから
仕方なく幹部室?ってとこで
パソコンをいじっていたが

最近はやけに
みんな画面を覗こうとしてくる
……あんまり見ないでほしいな


「今日は何するよ」


そう聞いてきたのは
宗太といつも一緒にいるうちの1人
苗字は……忘れちゃったな
燐夜(りんや)

他にも可愛い、真希(まき)と
大人しめの、廉夜(れんや)

そして、宗太の4人がいつメンらしい
ちなみに燐夜と廉夜は双子だそうだ
……似てないんだけどね


「……トランプ」


「トランプ~!やろやろ~」


真希は相変わらず可愛いな
少しずれてるし何と言っても
見た目も女の子みたいに可愛い


「大富豪だろ!!」


「燐、うるさいから」


うるさい燐夜とつっこむ廉夜
何と言っても
このメンバーをまとめているのが、
宗太らしい


「お前らのせいで、舞里さん困ってんだろうが」


「そーた、早く配ってー」


「早くやるぞ!今日こそ俺が勝つ」


「どうせ、燐が大貧民だよ」


「やってみないと分かんねぇーだろうが」


「……やろ」


この自由な感じが
私的にはすごい好き
樹音たちといるときも好きだが
それとは違う安心感がある

ここはいい場所だ
だからこそ巻き込めない

あと、3週間
3週間でここを去らなければならない

ここは巻き込みたくない
でも、ここにもう少しだけでも居たい
そんな気持ちが私の中にはあるんだ


「あぁーー!!!なんでそこで革命なんだよ」


「俺上がり」


「そーた、早すぎだよ」


「燐、弱すぎだから」


もう少しだけ、


あと少しだけここにいることを
許してください……



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