そうして僕らはすれ違う【短編】
喧嘩をしたその日、僕は事故にあって死んだ。



彼女は、泣いた。



ずっと、そうやって、泣いてくれればいいと思った。



ずっと、僕を忘れずに、そこで立ち止まってくれればいいと思った。



ただ、少しずつやつれていく彼女が、こっちの世界に来てくれれば、永遠に一緒にられると思った。



けれど、それを見守っていられるほど、僕は強くなかった。
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