所長による小動物系女子の捕獲計画
こんな事言ったらまた怒られるだろうけど、それはとても綺麗な光景だった。


俺の為に真剣に、涙が出るほど心配してくれている。


ぶっちゃけ、これで持ってかれない男なんていないはずだ。もちろん、俺の心も丸ごと持っていかれた。

彼女を熱心に観察するようになったのはそれからだ。



「電話は三件、ね」

おにぎりをパクつきながら、一緒に置いてあるメモに目を通す。これも彼女の心配り。俺に気持ち良く仕事させてくれる為に、急ぎ以外の電話は取り次がずにメモ書きして残してくれるのだ。

こういう臨機応変さとか、勉強が出来ても身につくもんじゃない。見やすくて、ちょっと丸い名切元さんの字と同じだ。相手のことを考えたり、優しい心配りが彼女の普通なのだろう。

ほっこり暖かくなりつつ、視線を走らせて行くと、意外な伝言が続けられていた。



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