はたらかなくても、はたらいても君が好き
「分かるだろ。
社長は“はやせ”だろうが」
「“はやせ”?」
「社長の下の名前だよ。
馬場。お前、知らなかったのか?」
「はい…。増月としか…」
「おい。自分の会社の社長のフルネームくらい覚えといた方がいいぞ」
「はい…。今、覚えました」
「よし。じゃあ…
それ届けて来い」
えっ?
「でも、片付けがまだですから。
終わらせてから、届けに…」
「いいよ。後は俺がやっとくから」
「でも…頼まれた仕事ですし」
「社長がなくなって困ってるかもしれないだろ。早く行け」
「でも…」
「馬場…」
「私が行きましょうか?」
「長屋(ながや)。
お前は資料集めの仕事があるだろ!!!」
「はーい…」
「馬場!!!」
「はい!!」
「お前もそこに突っ立ってないで、さっさと行け!!!!」
「はい!!!」
私は近下部長の言葉に背中を押されるように第3会議室を出た。
それにしても…。
びっくりしたぁ…。
近下部長も怒鳴るんだなぁ…。
近下部長…すいません…。
近下部長…ありがとうございます…。
居ない…。
社長室のたどり着く前に通る秘書の席に黒井秘書の姿はない。
社長も居ないんだろうか…。
コンッ。コンッ。
私は社長室のドアをノックした。
社長は“はやせ”だろうが」
「“はやせ”?」
「社長の下の名前だよ。
馬場。お前、知らなかったのか?」
「はい…。増月としか…」
「おい。自分の会社の社長のフルネームくらい覚えといた方がいいぞ」
「はい…。今、覚えました」
「よし。じゃあ…
それ届けて来い」
えっ?
「でも、片付けがまだですから。
終わらせてから、届けに…」
「いいよ。後は俺がやっとくから」
「でも…頼まれた仕事ですし」
「社長がなくなって困ってるかもしれないだろ。早く行け」
「でも…」
「馬場…」
「私が行きましょうか?」
「長屋(ながや)。
お前は資料集めの仕事があるだろ!!!」
「はーい…」
「馬場!!!」
「はい!!」
「お前もそこに突っ立ってないで、さっさと行け!!!!」
「はい!!!」
私は近下部長の言葉に背中を押されるように第3会議室を出た。
それにしても…。
びっくりしたぁ…。
近下部長も怒鳴るんだなぁ…。
近下部長…すいません…。
近下部長…ありがとうございます…。
居ない…。
社長室のたどり着く前に通る秘書の席に黒井秘書の姿はない。
社長も居ないんだろうか…。
コンッ。コンッ。
私は社長室のドアをノックした。