はたらかなくても、はたらいても君が好き
自分に相応しい女性を好きになって下さい…。
「遠峰部長、お先に失礼します」
「はい。お疲れ」
「お疲れ様です」
「失礼します」
「お疲れでーす」
「はい。お疲れ。お疲れ。
馬場!!」
「はい!!」
「もう、終業時間だけど、あんた帰らないの?」
木の家の掛け時計を見ると、針は6時を過ぎている。
終わったんだ…。
「帰ります」
私は急いでデスクの上を片づけると、自分のブルーの鞄を持って
「遠峰部長。先に帰りますね。
お疲れ様です」
「はい。お疲れ」
遠峰部長に挨拶して帰ろうとした時
「遠峰、帰ろうぜ」
「近下部長」
遠峰部長を好きな人が現れた。
「おお。馬場、今帰りか?
お疲れ」
「お疲れ様です、近下部長。
失礼します」
「おう」
「明日ね」
私は遠峰部長、近下部長の2人にそれぞれ頭を下げると、総務部を出る…。
「私、まだ仕事があるから。
1人で帰って」
「そんなに時間かからないだろ。
30分ぐらい? それなら俺待て…」
「2時間? 3時間?
いや、それ以上かかるかも」
「…何でそんなに時間かかるんだよ…。
お前、自分1人で仕事やり過ぎなんじゃないのか?
あっ!! 馬場を連れ戻して一緒にやってもらったらどうだ?」


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