あなたに会う前に戻れたら。
強がりな私と素直な友達
そんなある日みかと帰っていたら偶然先輩に会った。
先輩も友達と帰るところだったみたいで。
(しゅんと)「ゆりあちゃんやっほ〜!友達?」
(ゆりあ)「あ、先輩!はい!友達のみかです!私の友達なんでいじめちゃダメですからね〜?(笑)」
(しゅんと)「いじめねーわ!この優しいで有名な俺がゆりあちゃん以外の子いじめた事ありますか〜?」
(ゆりあ)「もう!ひっどー!(笑)」
こんなに冗談が言える仲にまでなったんだなー。うれしい。
(みか)「よろしくお願いします!」
(しゅんと)「おう!よろしくな。」
先輩達た4人で帰るのはすごく楽しかった。
そして翌日
(みか)「ゆりあってしゅんと先輩とめっちゃ仲良いよね!好きなの〜?ふふふ」
(ゆりあ)「そんなわけないじゃん!私、男子は全員友達!って感じだしだからこそ仲良いってゆーかだから違うよ?」
嘘をついてしまった。人を好きって認めるのが怖かった。でもそれが間違いだった。
(みか)「そーだよね!ゆりあが男子好きになるとかないよね!ごめんごめん(笑)じゃあさ私の恋手伝ってくれる?私しゅんと先輩の事好きになっちゃったかも」
すごく胸が痛かった。でも素直に好きって言えるみかはすごい。応援しなくちゃ。
(ゆりあ)「するよ!するに決まってんじゃーん!じゃあとりあえずしゅんと先輩の連絡先あげる!」
(みか)「ほんと?もう!ゆりあだいすき!最高!」
あー。あげなきゃよかったなんて後悔しても遅いし。先に知り合ったのは私だよー。先に先輩を好きになったのは私だよー。なんて言えるはずもなく。
その日からみかと先輩の距離は近くなっていった。
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