スーゼントの怨霊

最後尾を歩いていた勇敢な中年男はジムが倒れるまで何が起きたのか分からなかった。
状況を把握(はあく)した時にはナムが死神を倒した後だった。
とうとう二人になってしまい、連携してハデスを倒すのは難しくなってしまった。
最後の一つを探す為にサランガルガの牢獄へ向かった。

その途中、復活した亡霊や死神の攻撃を受けたが、反撃して討ち滅ぼす。

階段にさしかかると、さっき戦った死神の二倍ぐらい大きい死神を二体連れたハデスが階段の中間に立っている。
来るのが分かっていたかのように不気味な笑みを浮かべて。
「よぉ！ナム。何しにきた。」
「お前と決着つける準備さ。」
その一言で確信した。
ナムは自分を倒す唯一の武器の在処(ありか)を知っている事を。
「お前はここで殺しとかなければいけないようだな。」
左右の死神に合図を出し、先制攻撃をしかけた。
スピードは遅いが、持っている巨大鎌はリーチが長い。
ナムはレーザー銃で鎌を撃ち抜く事にした。
亡霊や妖怪の体を撃つなら光線を増幅(ぞうふく)する必要はないのだが、どれぐらいの強度があるか分からない。
万が一を考えて限界まで溜める事にした。