君ノいない世界 【完】
楽しい。

僕だけが楽しんでる。

君のことも忘れて、楽しく花火なんかしている。


ちらりと罪悪感が顔を出した。
その罪悪感は悪徳で、目にも留まらぬ速さで、増幅していく。


君は居ないのに。

君は辛かったのに。

ずっと独りで戦ってたのに。

僕しか君を思っている人が居ないのに。
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