君ノいない世界 【完】
水は冷たく、夜の闇に飛び込んだような、恐怖があった。不思議とその恐怖は最初だけですーと消えていく様だった。代わりに別の気持ちが入ってくる。

恐怖?

そんなのどうでもよくなる虚無感だ。
君がいない。そうだった、一年前のあの日から君はこの世界には居ないのだ。
なんだ、簡単じゃん。もう、嫌になったから。
もういっそ、
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