君ノいない世界 【完】
僕は基本的にクラスでもどこでも、フラフラと色々なグループを循環しているから、そのサッカーのエースこと、一ノ瀬 佑とは話せる仲だ。

サッカー好きで、勉強はそれなり。
容姿端麗で、先輩達にもファンがいるとか。

本当に下駄箱の中にラブレターが詰まっており、朝来たら、開かなくなっていた。などという伝説まである。


一方、この馬鹿は、幼馴染でギリギリここに合格できた程の学力の持ち主、鮫島美紅。

たまに告白されるレベルの美人ではあるが、中学時代は僕の部屋で豪快にいびきをかいて寝ていたとこを見れば、中身は僕より男っぽいし、僕に対してなんの恐怖もない。
最も僕がそんなことする訳ないけど、無防備だ。
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