職場恋愛
とりあえず駅の方に歩いて行くと、國分さんから着信があったことに気付いた。


喧嘩してて全然気付かなかった。


急いで掛け直すと割と早く出た國分さん。


「お疲れ様です。気付かなくてすみません」


『あぁ。来月のシフトのことなんだが』


「はい」


用件は来月の航のシフトのことで、11連勤の真ん中を私に出てほしいというものだった。
もちろん家電として。


だけど、携帯コーナーのシフトがまだ出ていなくてどうなるか分からなかった。


『分かった。ところで荒木、まだ外にいるのか?』


「あ…はい。ちょっと散歩がてら歩いてます」

『夜道は気を付けろよ』


「え?あ、ありがとうございます」


電話を終えて思ったのは、『今の誰?』という事だった。

それくらい前の國分さんからは考えられない口調と言葉だった。
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