職場恋愛
side 結


いつの間にか寝てしまったらしく、時計は4時を指していた。


部屋を見渡しても航はいなくて、置いていかれたんだと思った。

面倒な女のおもりなんて疲れちゃうよね。


トイレに行こうと洗面所のドアを開けると上半身裸の航が出てきて悲鳴とともに尻餅をついてしまった。


「大丈夫?てか、そんなに叫ぶ?」


手を差し出しながら苦笑する航。


髪が濡れてるからお風呂上がりなんだろう。

程よく筋肉が付いた体がたくましい。
細いと思ってたけどちゃんと筋肉が付いてて意外。

なんて失礼な事思ってる場合じゃない。


「だだだ、大丈夫です。それより早く服を…」

航の手を受け取らずに後ろを向こうとしたら…。


「暑いからやーだ」


「ぎゃあ!!」


後ろから抱き付いてきた、、。


裸の男が抱き付いてきた。
変態だ!逃げろ!!!


「ピュアすぎ」


ガッチリガードされて全く動けない。

私は服を着てるけど、恥ずかしすぎて頭がクラクラする。

硬直した私をくるっと前に向かせた航はなぜかとても喜んでいる。


「結、史上最高に顔赤い!可愛すぎだろ!!反則」


そして。


「ん!?」


不意打ちでキスをしてきた。

しかも、深い方。
< 164 / 543 >

この作品をシェア

pagetop