職場恋愛
5時前、サービスエリアに到着してりんちゃんさんは超特急でトイレへ向かった。
そこで航と島田さんが目を覚まして会話していた。
「山ちゃんの運転ってなんでこんな寝れんのかな。行く前までは眠くなかったのに。ふあぁ…眠」
大あくびを披露した島田さんがタバコを取り出した。
そうだ、この人も喫煙者なんだ。
航も意外だけど、島田さんもそれなりに意外だった。
「分かる。すごい心地いい揺れだよね」
「お前それ、なんかエロい」
「は!?」
航が賛同したら思わぬ返事が返ってきて私まで驚いた。
島田さんも深夜のテンションなのか…。
「顔赤すぎ。逢坂って分かりやすいな〜」
白い煙を吐きながら航をいじる島田さん。
「…うざ」
いつも穏やかな航は窓の外に目を逸らしてポツリと呟いた。
横顔もかっこいい……なんて。
「見惚れてんぞ」
「なっ…!?」
時間にしたらそんなに長くないはずなのに島田さんに指摘されて、思わずすごい勢いで顔を逸らしてしまった。
「荒木ちゃんも分かりやすいね〜。いじりがいがあるわ」
それはそれは楽しそうに、ニッと笑うもんですから、怒るに怒れない。
「こうちゃん顔だけはいいからな〜」
運転席から山野さんの声が聞こえたけど、顔だけって、だけってなんですか。
「…性格も超いいんですからね!!!」
ムキになって言い返したら島田さんと山野さんに爆笑されて、航も静かにだけどなぜか笑っている。
なんで笑うの!?
「あれ、なんでみんな笑ってんの?」
トイレから戻ったりんちゃんさんが不思議そうな顔をした。
「こうちゃんって、顔だけはいいよな」
『だけ』を強調したってことは、また私を挑発して言わせる気だな。
「え?うん、顔だけはいい」
何も知らないはずのりんちゃんさんまで顔だけとか言うけど、その手には乗らない。
「いいんですよ、航のいいところ、私はたくさん知ってるんで」
ふん!と顔を背けたらそれはそれで笑われてしまった。
「初々しいね〜」
「俺らにはそういうのないもんな」
うんうんと共感し合う山野さんカップル。
「あんたのいいところなんて全く浮かばない」
「お前もなぁ。貧乳だしブスだしバカだし貧乳だしぺったんこだしまな板だからなぁ」
「はぁ?あんたこそ横柄で傲慢で俺様でアホでかっこよくない自己中だから」
胸のことを言われてカチンと来たらしいりんちゃんさんが反撃しまくる。
りんちゃんさんは胸がないとか以前に、全体的に細すぎる。
モデルですかって思う。
もっと太ればいいのに!!
「大体ね、巨乳がいいならあたしなんかと付き合ってないでマツコデラックスと結婚すればいいでしょ!」
「…ぶっ…ふふ…」
「誰よ、笑ったの…」
「…ごめんなさい、何もおかしくないです…ふふ……うふ…」
「ゆーちゃん?言いたいことがあるならちゃんと言いなさい?」
「……ふふ、何もないです…ぶっ…あはははっ!」
マツコデラックスって男だし、あれは巨乳ではないし、なんか、笑いが止まらなくって。
ギャハハと笑ってしまった。
そこで航と島田さんが目を覚まして会話していた。
「山ちゃんの運転ってなんでこんな寝れんのかな。行く前までは眠くなかったのに。ふあぁ…眠」
大あくびを披露した島田さんがタバコを取り出した。
そうだ、この人も喫煙者なんだ。
航も意外だけど、島田さんもそれなりに意外だった。
「分かる。すごい心地いい揺れだよね」
「お前それ、なんかエロい」
「は!?」
航が賛同したら思わぬ返事が返ってきて私まで驚いた。
島田さんも深夜のテンションなのか…。
「顔赤すぎ。逢坂って分かりやすいな〜」
白い煙を吐きながら航をいじる島田さん。
「…うざ」
いつも穏やかな航は窓の外に目を逸らしてポツリと呟いた。
横顔もかっこいい……なんて。
「見惚れてんぞ」
「なっ…!?」
時間にしたらそんなに長くないはずなのに島田さんに指摘されて、思わずすごい勢いで顔を逸らしてしまった。
「荒木ちゃんも分かりやすいね〜。いじりがいがあるわ」
それはそれは楽しそうに、ニッと笑うもんですから、怒るに怒れない。
「こうちゃん顔だけはいいからな〜」
運転席から山野さんの声が聞こえたけど、顔だけって、だけってなんですか。
「…性格も超いいんですからね!!!」
ムキになって言い返したら島田さんと山野さんに爆笑されて、航も静かにだけどなぜか笑っている。
なんで笑うの!?
「あれ、なんでみんな笑ってんの?」
トイレから戻ったりんちゃんさんが不思議そうな顔をした。
「こうちゃんって、顔だけはいいよな」
『だけ』を強調したってことは、また私を挑発して言わせる気だな。
「え?うん、顔だけはいい」
何も知らないはずのりんちゃんさんまで顔だけとか言うけど、その手には乗らない。
「いいんですよ、航のいいところ、私はたくさん知ってるんで」
ふん!と顔を背けたらそれはそれで笑われてしまった。
「初々しいね〜」
「俺らにはそういうのないもんな」
うんうんと共感し合う山野さんカップル。
「あんたのいいところなんて全く浮かばない」
「お前もなぁ。貧乳だしブスだしバカだし貧乳だしぺったんこだしまな板だからなぁ」
「はぁ?あんたこそ横柄で傲慢で俺様でアホでかっこよくない自己中だから」
胸のことを言われてカチンと来たらしいりんちゃんさんが反撃しまくる。
りんちゃんさんは胸がないとか以前に、全体的に細すぎる。
モデルですかって思う。
もっと太ればいいのに!!
「大体ね、巨乳がいいならあたしなんかと付き合ってないでマツコデラックスと結婚すればいいでしょ!」
「…ぶっ…ふふ…」
「誰よ、笑ったの…」
「…ごめんなさい、何もおかしくないです…ふふ……うふ…」
「ゆーちゃん?言いたいことがあるならちゃんと言いなさい?」
「……ふふ、何もないです…ぶっ…あはははっ!」
マツコデラックスって男だし、あれは巨乳ではないし、なんか、笑いが止まらなくって。
ギャハハと笑ってしまった。