職場恋愛
「香川・大阪・埼玉、の順番で回るじゃん。香川まで何時間かかると思う?」
真ん中の座席に座る私に、隣のつり目さんが出題してきた。
香川ってどこ?
日本地図、覚えてないからどこにあるのか分からなくて検討もつかない。
「えっと…5時間くらいですかね?」
「まぁ…俺とりんで飛ばせばそれくらいで行けるかもだけど…。
ざっと10時間くらいかな」
「え!?10時間!?」
私はこれから10時間も車に乗り続けるってこと?
いくら運転の荒い2人が飛ばしたって半分にはならないでしょ…。
「そう。だから4人で交代しながら行くってわけ。途中、さっきみたいなサービスエリアとか道の駅に寄りまくってもらう予定だから、もっと時間かかるけどね」
やたらニコニコしながら話すつり目さんはどうやらサービスエリア・道の駅が大好きならしい。
ニコニコ、ニヤニヤと1冊の本をカバンから取り出した。
『全国のサービスエリア・道の駅 パーフェクトブック』
というタイトルの分厚い本だ。
「今日のために貯金頑張ったからね。サービスエリアで自分用のお土産を買うために」
自分用なんかいっ。
「でもまだ6時だから空いてないんだよね〜。また帰りにも寄ってもらうからいいけど」
『サービスエリアは夢の国だよ〜』と嬉しそうに目を輝かせるつり目さん。
楽しそう。
真ん中の座席に座る私に、隣のつり目さんが出題してきた。
香川ってどこ?
日本地図、覚えてないからどこにあるのか分からなくて検討もつかない。
「えっと…5時間くらいですかね?」
「まぁ…俺とりんで飛ばせばそれくらいで行けるかもだけど…。
ざっと10時間くらいかな」
「え!?10時間!?」
私はこれから10時間も車に乗り続けるってこと?
いくら運転の荒い2人が飛ばしたって半分にはならないでしょ…。
「そう。だから4人で交代しながら行くってわけ。途中、さっきみたいなサービスエリアとか道の駅に寄りまくってもらう予定だから、もっと時間かかるけどね」
やたらニコニコしながら話すつり目さんはどうやらサービスエリア・道の駅が大好きならしい。
ニコニコ、ニヤニヤと1冊の本をカバンから取り出した。
『全国のサービスエリア・道の駅 パーフェクトブック』
というタイトルの分厚い本だ。
「今日のために貯金頑張ったからね。サービスエリアで自分用のお土産を買うために」
自分用なんかいっ。
「でもまだ6時だから空いてないんだよね〜。また帰りにも寄ってもらうからいいけど」
『サービスエリアは夢の国だよ〜』と嬉しそうに目を輝かせるつり目さん。
楽しそう。