職場恋愛








いつの間にか寝ちゃってたみたい。

それもかなり長い間。
それも隣の人に体を預ける形で。



「結」
「ゆーちゃん」
「荒木ちゃん」
「起きてーお昼だよー」
「起きそうにないから行っていいぞ〜。戻ってくるとき簡単に食べれるもの買って来て」



「いや、でも」
「お前と2人にするのは心配だってさ」
「そうじゃないです…」
「つり目って変態そうな顔してるもんね」
「変態はお前だ」
「レディに向かって何?」
「まあまあまあまあ」


周りが騒がしい。



「結、起きて」


うん。


「ほら、結」


「う…」


「ゆーいー!!!」


「はい!!!!!!」


航の凄まじい声にびっくりして飛び跳ねてしまった。



「うわっはっはっやべぇ超飛んだ!」
「ゆーちゃんおはよ。寝癖ついてる上にほっぺに寝跡がハッキリついてる」


島田さんに爆笑され、りんちゃんさんに鏡を渡され、非常に恥ずかしい荒木です。
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