職場恋愛
「やーーーっと着いた」


「ナビゲーターが下手すぎて予定の倍かかってんじゃん。時間の無駄すぎる!」


「りんがオリジナルで行くから!」


「人のせいにしないでよね!?何のための地図係なの!?下手くそにも程がある!」


「へっ!言ってろ!」


「ねぇあれ何?おいしそう」


切り替え早っっっ!

「切り替え早っっ」


つり目さんの声と私の心の声がハモった。



あれってどれだろ。



「かわいい。食べ物だよね」


あ、あれか。ピンクとか黄色の球がくっついたソフトクリーム。


「あれは、香川名物のおいりソフト。サクサクのほんのり甘い砂糖菓子がくっついててインスタ映えもするし食べてて楽しいやつ」


「なんかオタクみたい…」


「土産オタクで悪かったな」



おいりソフト…。食べたい。


「結、食べる?」


「え…あ…どうしよ…」


即座に反応したら食い意地はってると思われるよね。


「ねぇ、あたしに聞くことないの?」


「えぁ?」


「りん、食べる?って。ねえ」


「メスゴリラのオランウータンさん食べまちゅかー?」


「クソ男!!罰として人数分買ってきなさい!」


「へいへい」


「あら、やけに素直ね」



自分で言っといてポカンとしていらっしゃる…。




「おーい、取りにこーい」


「ゆーちゃん、行こ」


「は、はい!」
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