あなたのことは絶対に好きになれない!
恥ずかしさで顔が一気に熱くなる。
そんな私の前で、彼はもう一度録音機能の再生ボタンを押す。
【いつもみたいに意地悪ーー】
「わあぁぁあ!」
思わず大きな声を出して再生を遮る。
「ほんっと酷い! ドS!」
「褒め言葉です」
「こんなことするためにこの一週間王子様モードだったの⁉︎」
「……それは仕方ないだろ。本当にこんな俺でいいのか、クミの本音を知りたかったんだから……」
「え? 何? 声小さくて聞こえない」
「あーあーうるさい」
「うるさいって……んっ」
私の言葉を遮るように、彼は私の唇をキスで塞いだ。
意地悪な言葉とは裏腹に甘いキス。
その感触の全てが心地良くて、とろけてしまいそうになる……。
「キスで誤魔化すのやめてよね……」
「誤魔化してねえし」
「馬鹿。意地悪」
「でもそんな俺が好きでしょ?」
「……馬鹿っ」
決してNOとは言えない自分が憎い。それだけ彼のことが好きになってる。
だけど彼も、本当はいつだって不安な気持ちを隠し持っていて、それ故にこんな風に私を試したんだってことを私が知るのは……今はまだもう少し先の話。
〜Fin〜
そんな私の前で、彼はもう一度録音機能の再生ボタンを押す。
【いつもみたいに意地悪ーー】
「わあぁぁあ!」
思わず大きな声を出して再生を遮る。
「ほんっと酷い! ドS!」
「褒め言葉です」
「こんなことするためにこの一週間王子様モードだったの⁉︎」
「……それは仕方ないだろ。本当にこんな俺でいいのか、クミの本音を知りたかったんだから……」
「え? 何? 声小さくて聞こえない」
「あーあーうるさい」
「うるさいって……んっ」
私の言葉を遮るように、彼は私の唇をキスで塞いだ。
意地悪な言葉とは裏腹に甘いキス。
その感触の全てが心地良くて、とろけてしまいそうになる……。
「キスで誤魔化すのやめてよね……」
「誤魔化してねえし」
「馬鹿。意地悪」
「でもそんな俺が好きでしょ?」
「……馬鹿っ」
決してNOとは言えない自分が憎い。それだけ彼のことが好きになってる。
だけど彼も、本当はいつだって不安な気持ちを隠し持っていて、それ故にこんな風に私を試したんだってことを私が知るのは……今はまだもう少し先の話。
〜Fin〜


