あなたのことは絶対に好きになれない!
翌日。

業務終了後、私は吉山さんに連れられ、会社から三駅離れた所にある居酒屋にやって来た。

最近出来たというこの店は、綺麗だし広いし、全室個室。メニューも豊富でいつでも賑わっているとのこと。確かに、予約していないと入れなそうなくらいに混んでいる。


今日集まるのは、まず女性陣は、私と吉山さん、吉山さんの大学時代のお友達の女性が二人。
男性陣は、オウスケくんと、同じくうちの営業課の篠村さんという吉山さんの同期の男性、それから吉山さんの高校時代のお友達の男性二人とのことだった。
四対四かぁ。だったら別に私がいなくて四対三でも良かったんじゃないかな……なんて今更言っても仕方ないけどさ。


私と吉山さんは、仕事が定時に終わらず、合コン開始時刻の十九時を少し回った頃にお店に到着した。


店員さんに案内された個室に通されると、オウスケくんを含め、私たち以外の人が皆揃っていた。


「おー、来た来た!」

中に入ると、知らない男性が右手を挙げて私たちに向かってそう言う。
この人が男性側の幹事かな?

部屋の真ん中に置かれたテーブルを挟んで、男女が向き合って座っている。
感じと思われるその男性は、一番入り口側に座っていて、私が彼の正面に腰掛けることになった。
ちなみに、オウスケくんは私から一番離れた所に座っている。
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