恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
私は、女としてどこかおかしいんだろうか。
それとももしかして男嫌いとかいうやつ?
一人部屋で考えていて、朝方まで余り眠れなかった。
京介くんのことは、好きだ。
ちゃんと友達以上だと思う。
キスだって手を繋ぐのだって、抱きしめられたりだって平気なのに、あの空気を感じるとやっぱり今までと同じだ。
男の人の、発情した声や息遣い。
あきらかにやらしい、目的をもった触れ方。
あれを感じると、急に怖くなる。
すごく、悪いことをしようとしてる気になるのか、それとも汚いと感じてしまうのか、それともただ純粋に怖いのかもしれない。
京介くんが嫌いなわけじゃなくて、怖いわけじゃなくて、ただそんな行為をただ昨日のように、嫉妬や不安を和らげるためだけに受け入れるには覚悟が足らなかった。
殆ど眠れないまま出勤し、途中で栄養ドリンクのちょっとお高いやつを購入する。
「おはよう、一花さん」
会社に入ってエレベーターの前。
綺麗な男の人に声をかけられた。
「東屋さん。おはようございます」
「あ。覚えてた?」
「横顔が特徴あったんで」
そして今、真横。
ベストポジションだったから即わかった。
「え、そう?」
東屋さんが自分の手で口許や顎を触って確かめているが、そんな仕草も意味不明に格好いいな。
イケメンずるいなー。
「自分じゃわかんないもんだと思いますよ」
「どういう特徴? 昨日のメモ見せて」
「え!いや、あれは、殴り書きで汚いので嫌です」
あれは、見せられない。
後から付け足した「西原さんにだけ花が飛ぶ」を読まれたら怒られそうな気がする。
「そんなことなかっただろ。ちらっと見たけど綺麗な字だった」
「ありがとうございます。子供の頃は習字に通ってて、初段なんです。賞とかもいろいろもらってて」
「こら。都合良さげに話逸らして行くなよ」
バレた。
それとももしかして男嫌いとかいうやつ?
一人部屋で考えていて、朝方まで余り眠れなかった。
京介くんのことは、好きだ。
ちゃんと友達以上だと思う。
キスだって手を繋ぐのだって、抱きしめられたりだって平気なのに、あの空気を感じるとやっぱり今までと同じだ。
男の人の、発情した声や息遣い。
あきらかにやらしい、目的をもった触れ方。
あれを感じると、急に怖くなる。
すごく、悪いことをしようとしてる気になるのか、それとも汚いと感じてしまうのか、それともただ純粋に怖いのかもしれない。
京介くんが嫌いなわけじゃなくて、怖いわけじゃなくて、ただそんな行為をただ昨日のように、嫉妬や不安を和らげるためだけに受け入れるには覚悟が足らなかった。
殆ど眠れないまま出勤し、途中で栄養ドリンクのちょっとお高いやつを購入する。
「おはよう、一花さん」
会社に入ってエレベーターの前。
綺麗な男の人に声をかけられた。
「東屋さん。おはようございます」
「あ。覚えてた?」
「横顔が特徴あったんで」
そして今、真横。
ベストポジションだったから即わかった。
「え、そう?」
東屋さんが自分の手で口許や顎を触って確かめているが、そんな仕草も意味不明に格好いいな。
イケメンずるいなー。
「自分じゃわかんないもんだと思いますよ」
「どういう特徴? 昨日のメモ見せて」
「え!いや、あれは、殴り書きで汚いので嫌です」
あれは、見せられない。
後から付け足した「西原さんにだけ花が飛ぶ」を読まれたら怒られそうな気がする。
「そんなことなかっただろ。ちらっと見たけど綺麗な字だった」
「ありがとうございます。子供の頃は習字に通ってて、初段なんです。賞とかもいろいろもらってて」
「こら。都合良さげに話逸らして行くなよ」
バレた。