恋に涙を花にはキスを【コミカライズ連載中】
歓迎会は会社から一番近い駅周辺の居酒屋でセッティングしてくれているらしい。
西原さんに日程の都合を聞かれた日の翌週金曜、定時後、と決まったのだけど。
「ごめん、京介くん。その日は歓迎会で」
『あー……、そっか』
京介くんから本当に久しぶりに電話があり、会わないかと誘われた日と重なってしまうという、不遇。
でも私の為の歓迎会だし、そっちを断る選択肢は当然ないわけで。
「京介くんは、休みなの?」
『いや、早番だから夕飯でも一緒にと思ったんだけどな』
「そっか……ほかの日は?」
『あんまり遅いと、紗世ちゃんが翌朝しんどいでしょ。俺、基本遅番なんだよ』
「土日は出勤だもんね……」
『……こないだのことも、謝りたかったんだけどな』
ぼそ。
と電話の向こうで、少し気まずい声がした。