私の物語(仮) ~ 生きてる意味知る為に~学生編
8 違和感

二年になるとクラス替えがあり いじめっ子と離れる事ができた

それでもどこか被害妄想があり 新しいクラスになっても悪口を言われている気がしてならなかった

笑い声が聞こえる度に私の事かと嫌な気持ちになっていた

T とも同じクラスじゃなくて ホッとした

いじめっ子達や Tの名前を忘れる事はないだろう

今まで忘れたことはない

いじめた方は忘れてもいじめられた人は忘れない という言葉は 本当だ

あれから一度も見かけたことはないしこれからも会う事はないだろうけれど M君には最低な事を してしまったので 謝りたい と思っている

クラス替えをし 救いだったのは Sと同じクラスになれた事だった

偶然なのか? 先生が一緒にしてくれたのか?
わからないけれど 嬉しかった

ただただ安心した

二年になって 今まで何とかなっていた全校集会の椅子運びが とても難しくなった

三年 二年 一年 と言う順番で歩いて行く

今までは 一年が最後でゆっくり歩いて行っていたけれど 二年の最後は 一年が来るのでゆっくり歩けなくなっていた

一年の前を歩くのが恥ずかしかった




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